FoZZtoneというバンドと渡會将士という天才の話をしたいです。いいですか?ありがとうございます。いぬかいです。
少し前のことになりますが行ってきました。
この渡會将士というバンドマンと、後述するFoZZtoneというバンドには中学2年生の頃に出会いました。その前はR…DWIMPSとかEL…EGARDENとか聞いてる普通の趣味嗜好だったんですけど、このバンドマンとバンドに心臓握られてからはちょっと なんというか そう あまり知られていないような音楽をあさるようになりましたね。いわゆるメジャー、オリコントップ10に入って音楽番組で特集組まれるような音楽だけが良いってわけでもないことに気付いた時期だったと思います。まあ純粋だったので「来週の〇ステには、FoZZtoneが出るはず…!」って毎回思ってましたけど…出ないよ~!
いぬが今まで生きてきた中でいちばんえらい!と褒めたいのがこのバンドに出会ったこと、と思ってるくらい大切なものです。まあ2018年11月現在活動休止してるんでひたすら旧譜を聞きまわしてるんですけど。
中学2年生くらいの頃に好きになったものって一生好きらしいんですよ。これは確かだなあとほんとうに思います。つかずはなれず、楽しい時もしんどいときも一緒にいてくれたのが彼らの音楽でした。いやこれまじで。「ワインドアップ」っていうミニアルバムを通して聞くと高校受験控えてでっかいカルトンとカッターでへったくそに削った鉛筆とリプトンのミルクティー(もちろん紙パック)抱えながら画塾っていうデッサン教えてもらえる予備校みたいなとこから帰る駅のホームで観覧車ボーーーーーーーーッと観てた情景が浮かびますし、「平らな世界」って曲を聞くと母の実家が愛媛なんですけどその実家に向かう途中の深夜の高速道路で流れていく街灯をボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッと眺めて酔った思い出がよみがえりますし、「フラッシュワープ」なんかは学校行くの急に嫌になって寄り道して河原でボーーーーーーーーーッとよくわかんない番の鳥を見てたこと思い出しますし、人生ボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッとしてることがよくわかりますね。
あれはなんだったかな、音楽番組だったのでスぺシャかエムオンだったと思うんですけど、たしか1月の寒い時期に、最近リリースされたシングルを紹介するコーナーで「黒点」が流れたんですよね。
まさかの公式が公式MVアップしてなかったのでしばらく気絶してしまいました。めちゃめちゃカッコイイので、このライブバージョンもヴォーカルが突然金髪なのとか抜きにして超良いんでMVを是非違法試聴してご覧ください。こうするしか手立てがないのは問題でしょ…。コンセプトがいいです、世間一般的に顔が良い若い男が、壁に挟まれながら歌います。妄言に聞こえますが真実です。
まあ、この曲が流れてすげーーーーーーーーーーかっこよくて衝撃を受けたんですよね。な、なにこのバンド?って。ていうかもうそもそも歌がうめ~~~~~~~~~~~~~!!!?!?!?!鼓膜にドンピシャの声で技術ある歌い方されたらオチないわけなくないですか???ということでこの日からFoZZtoneにドップリな中学生活を送ることになります。この時点から今日にいたるまでこのバンドが「あたいプレゼンツあたい内すこすこミュージックを奏でるバンドランキング」にて生涯トップを獲り続けているのである意味”詰み”です。
「黒点」なにがよかったんだろう、とおもったんですけどたぶん歌詞ですね。あと正直に言うと当時は結婚したいくらいフロントマンの見た目が好きだったので顔からも入りました。今でもパーマと柄シャツとブーツインの顔がいい男には弱いです。顔と歌詞(言い回し)です。
世界と俺の黒点は 君を待つ時間の苦痛
独りぼっちだとしてもわりと行ける
生けてしまうだろう
なぁそうだろ
こう、問いかけるようで先をうながしてくるフレーズがよく入るんですけど。こういう歌詞はこびを聞いたことが無かったので衝撃を受けたと思います。「黒点」は太陽に見える黒い点のことだそうです。なんのためのものなのかは全く知りません。考察とかしたことないのでなにもわからないんですけど、かっこいいことだけはこの曲から学びました。
上のMVは歌詞ついてるのでよければ見てください。ギター持って歌ってる金髪は渡會(わたらい)さんと言います。ぜひわっちと呼んでください。顔のいいギターは竹尾さんと言います。ぜひ竹王と呼んでください。かわいいベースは菅野さんと言います。ぜひキャノンと呼んでください。かわいいサポートドラマーは武並さんと言います。ぜひきゃぴたん♡と呼んでください。なんの日記なのこれ?
まあとりあえずこの曲をきっかけに界隈入り(なんの?)を果たし、当時は珍しくもなかった公式サイトにあるファン交流掲示板にイタいHNで投稿していたり、大喜利を見て笑っていたり、学食企画でうちの学校に来ないかなあなんて思っていました。これはこんなコーナーあったん、知っとるか?という古参アピールなので何も知らない人は気にしないでください。
そこで別冊FoZZtoneというフリーペーパーを全国のCD屋で配布されてることを知って、滋賀に唯一あった大津タワレコを意気揚々と訪れたらなくて、泣いて、例の掲示板で関西で取り扱ってるとこ教えてください(泣)できれば滋賀で(泣)みたいなクソ厚かましい中学生らしい投稿をしたら、めちゃめちゃ優しいファンの先輩がわざわざ、メールでやりとりしたうえで、フリーペーパーを、丁寧に送ってくださったんですよね…。
しかもファン成りたて中学生金欠ブスオタク低身長取柄は性格の明るさ(当時)のいぬのために当時出てたCDも焼いてくださったんですよ…神?当時niftyのnifmailというフリーアドレスしか持ってなくて、残念ながらサービス終了してしまったのでその方のアドレスを憶えてないんですよね…。ジャムおじさんというHNの方だったと記憶しています。あっなんか思い出してきた…アドレスにアンパンマン関係のワードが入っていらした気がする…中学生でライブも行けなかったので直接お礼を言えないまま10年が経ってしまいまじゅ!?!?じゅうねん!!!?!!??!?!?!?!!?!!!?10年経ってるの!?!?!??!?!?!!!!?!?!?!ありえねえ…礼を…お礼回りしてえからよお…!いますぐ心当たりのある姐さんは…名乗り挙げてくださいませんか…
こういうハートフルストーリーも持ち合わせてるんですよ。
相当このバンドのこと好きなんですけど残念ながら活動休止中です。活動休止中ということを逆手にとれば、新譜が出る予定が一切ないので旧譜を1ヶ月に1枚集めても余裕でコンプリート出来るということになりますね。素晴らしいじゃないですか!!!活動再開しないまえに!!!!!!四の五の言わずはやく買うんだ!!!!!!!!!!!
まあバンドが活動休止でも各々で活動はしてるんですよね。特にヴォーカルの渡會氏の声と曲と歌詞とくだらんMCが好きなので追っかけていました。それで、前回行ったライブで酔っ払いに一番をまるまる一緒に歌われるという地獄を経験したトラウマ(ライブ終了後に最寄り駅のパン屋でぶどうトースト食べて泣きながら知り合いに愚痴を言って終わった最悪の体験をしました)で2年行けてなかったんですけど、今回、満を持して渡會将士が梅田Shangri-Laに帰ってくる!!!!!(恐らくですが、関西でFoZZtoneが好きな人はこのシャングリラというライブハウスのことも大好きなはずです)ということで冒頭のライブに勇気を出していってきました。
結論:好き~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(2年叫び続ける)
良いライブでした…!ソロになって歌詞の抜けがべらぼうに多くなってそのミスをてへっ♪てしたら客が「わっち~♡」「がんばれ~♡」「かわい~♡」って許すノリはなんなの?とは正直思いますが、やっぱり歌が上手くて表現力があって何より本人が楽しそうにしていたので好きな人には幸せでいてほしい族のオタクとしてはとても嬉しいライブでした。
あけすけに言ってしまうと、今回フルアルバムのリリースツアーだったんですけどいまいちそのフルアルバムがピンと来てなくて。もちろん「Tommrow Boy」とか「To Do List」とか君が俺の琴線に触れるみたいな曲もあったんですけど全体通して「ウェイ感」があるな…と思っていて。いぬ自身がクソ根暗なんですけど、どこかおなじようなシンパシーを感じていた氏が短パン履いてビーチでウェーーーーイwwwwwwwwwwしている様子を見て「ハ~~~~~~~~~~~~!死ぬ!」って思った古参厨にして懐古厨という厄介な運命を背負っているオタクなんですよ、曲のタイトルが日本語ばかりだった時のいわゆる初期トーン(誰も言っていない)が根底にあるようなファンなんですよ。なんだ「Every Day is Summer Vacation」て!?!?WANI〇Aか?(よく知りもしないくせに言うな)みたいな。
なのでほんとうに、チケット買った時点(2018年4月)では無敵状態だったんですけど、もうライブ当日まじで行く気がCybernetics Wars ZEROだったんですよね。そもそもそういうタイプなんですけども。遊ぶ予定の前日から待ち合わせ場所に到着するまで気分が落ち込んでドタキャンしたいタイプの犬です。今回は梅田ヨドバシでルパパトのグッズを漁るという大分名義…大義名分があったのでなんとか持ちこたえてライブに行きました。ぜんぜん話違うんですけど梅田からヨドバシ行ける通路出来てて先天的神谷幸広を抱えるいぬとしては涙が出るほどうれしかったです。去年出来たってマジ?ひとり文明が遅れている
ちなみにルパパトグッズ目新しいものは無かったんですけど通路にでっかく主題歌リリース!みたいな広告が印刷されてて喜んだとともに通路のど真ん中2メートル×4メートルくらいある広告だったのでドスドス人間に踏まれてて悲しくなりました。
るぱぱよの話は良いんだよ!!!!!!!!
で、18時ぴったしくらいにハコにつきました。あまりにもライブハウスが久しぶりでドリンク代の概念が死んでてめちゃめちゃ慌てました。最近は指定座席あるようなとこばっか行ってましたからね。
で、まあ押すだろうと思ってツイッテヤでニラニラ案件でも見とくか~(陰湿)と後ろの方でスマートフォン持ったら(たぶん)波の音が聞こえたんですよね。えっ?18時10分にもなってないよ?お、お、押さないの??????????渡會が????????(ド失礼)
後方なのでステージ全体見えなくて。拍手と歓声で彼がステージに立ったのがわかりました。
2年ぶりです。気持ち悪いし本人にとっても迷惑だと思うんですけど、いぬはこのひとのことを神格化していて、物販とかにもよく出てきてたんですけどうかつに話しかけられないし認知もされたくないし、とりあえず自分の中の世界の神様のひとりなんですよ。やっぱりステージで光浴びてるのが似合うなあ、と思いました。最近はインスタとかそういう画面の中でしか姿を見かけてなかったので。
運がいいことに、序盤で前に立ってたお姉さんとお兄さんの間から氏の顔が見える位置になりました。うわ~えがおだ…歌ってる…って思いましたね。何目線なんだよ。
初っ端がアルバム「PEOPLE」でピン!と来てた「Tommrow Boy」。その時点でもう好きがぶり返してるじゃんね!
たぶんそんなことないんですけど、この曲少し民族チックな雰囲気を感じて好きです。ケルト?とかそういうやつですか?ぜんぜん詳しくないので見当違いだとおもいますけど、これもまた歌詞が良いです。
君にこの街を紹介しよう
とても変わった人々を
って歌ってるんですよね。(歌詞カード手元にないから合ってるかは不安)
FoZZtoneの「平らな世界」では
恥ずかしい俺の街に 君がいて妙な気分
なんですよね…。この「恥ずかしい」が「俺の(育った)街」にかかるか「俺の街に君がいる」ということにかかるかでだいぶ印象かわりますけどいぬとしては「俺の育ったつまらない町に、君がいるなんて(気恥ずかしくて)変な気分だな」ってことだと思っています。違ってたら教えてください。(私信すな)
この、昔は気恥ずかしく思っていた世界を紹介してくれるんだなあと。全然違う曲ですし世界観も違うし別に対比でもなんでもないですけどちょっとシュン…としました。 Q.なんで? A.ナイーブだからです
「平らな世界」はまじで曲も歌詞もいいから全員聞いてくれよな。超名曲です。「黒点」みたいなやかましい(?)曲からこういう”愁”をまとった曲までこなせて作れるのすごい天才だと思うんですよ。渡會将士っていうアーティストなんですけど。
エモエモになってしまう(そういえばエモいという言葉は彼から習った気がする)。とにかく開幕「Tomorrow Boy」でかなり救われました。楽しめるライブだ…と確信を得ましたね…。
あとのセットリストは記憶にないんですけど、他のソロアルバムからも何曲かやってくれて楽しいを更新してくれたので何も言うことねえな~って感じです。
「After Fork in the Road」とか「マスターオブライフ」とか表題曲も聞けてンア~って溶けてましたね…もう目閉じて聞いてました。楽しそうに歌ってるのはなにしててもわかるので…。
個人的にライブの「Night Bazaar」がめっっっっっっちゃかっこよくて何でもっとはやくライブの「Night Bazaar」がめっっっっっっちゃかっこよいと教えてくれなかったんですか?って感じ。教えてよ!!!大好きな「Old School」を余裕で演ってくれるツアー時代にライブ行ったじゃん!って怒りました。
彼氏面で見てたんですけど、「Vernal times」が楽しすぎて組んでた腕をほどいて拳を突き上げました。なんなの?
あと「To Do List」を最後にやってくれたのもよかった。ソーレカフェで聞く「blow by blow」みたいな安心感があった。「blow by blow」は聞くと絶対に元気が出てくる。イントロで元気1000000000……0000倍になります。
「To Do List」もめっちゃエモ~ションですよ。
バタバタのウィークエンド
疲れきった僕達は なんとか会おうとした
あと2分しかない今日を 良い日にしたくって
なんとか会おうとした
こういう静かなのにすとーんと入る歌詞書ける人見たことないよ~ていつも思います。いつも好きだな…毎日好きなんですよ…どうしよう…
いつか誰かが言ってましたけど、本当に小説を読むかのような語彙力のつよい歌詞を書いてくるんですよ。ストーリーものみたいに展開していくのではなく、散文でもない、こう、なんていえばいいのかまったくわかんないんですけど、ひとつの物語がたしかにあるんですけど、物語じゃないというか…。「君が好きだからたまごやきを焼いた!食べてくれてうれしい!まじでおいしいよな!」みたいに(ヘタクソ!!!!!)つながってる一文じゃないんですよね。いろんな視点と日付から見た歌詞がほんとは全部同じだったみたいな。いやぜんぜんちがう。いまのことは全部忘れてください。
大阪はノリが毎回過剰に良くて。そのノリが鬱陶しい~ン!と思う時期もあったんですけど、また空間まるごとを少しずつ愛せるようになったかもしれないです。当日いちばんノリが良かった客が終演後に友人たちだったと判明したのでそれが嬉しかったのもある。ドリンク並ぼうとしてたら目が合って(そこでお互い初認識)「「あーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」」って叫び合いました(迷惑~!)。映画みたいな出会い方すな~!!!「会えてうれしい」って言ってもらえることがこんなに心をぽかぽかにさせるものだったっけ?って思いましたね。どんだけ人と交流してないんだ
好きなものをおなじくらいずっと好きな人が周りにいると嬉しいですよね。ライブに行き始めたころから仲良くしてもらってるひとたちだったので、7~8年来?の付き合いです。覚えてもらってたことにびっくりしたのとありがたいのと…という感情で過ごしました。あとめっちゃ近所に住んでるファンのおねえさんもいて(出会いがライブ帰りに同じTシャツを着た人が同じ電車に乗り同じ駅で降りたというこれまた映画みたいなやつ)、「生きてた~」って言われました。さすがに2年は生死不明ですもんね…元気にアイドルマスターのオタクをしていました。いや元気ではない…
なんのはなしですっけ?渡會将士が好きだという話です。
アマプラなら無料で聞けるのでいちど是非聞いてみてください。「Return to Earth」は「Cry for the moon」、「After Fork in the Road」は「Old School」がハチャメチャに好きです。あなたの好きな曲を教えてほしいです。
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